冬でも注意!脱水症状を起こす要因と予防法
みなさんは「脱水症状」と聞くと、夏場の暑い時期を思い浮かべませんか?「冬は寒いし汗もかかないから脱水症状は起きない」そう思われている方も、中にはいるかもしれませんね。確かに脱水症状は、大量に汗をかき水分が失われやすい夏場に起こりやすいもの。
しかし、気温が低くて寒い冬場であったとしても脱水症状は起きるためご注意を。ここでは、冬場に脱水症状を起こす要因と、予防法について紹介します。
脱水症で見られる症状とは
私たち人間のカラダが、ほぼ水分からできているといった話はすでにご存じの方も多いでしょう。体内のおよそ60%は体液と呼ばれる水分と塩分からできています。この体液(水分)が体内で不足した状態を「脱水症状」と呼び、カラダにとって悪い影響を与えるのです。
では、脱水症状が起きることでどのような症状が出るのか、下記で見ていきましょう。
めまいや頭痛・けいれんなどが起きる
脱水症とは体内で体液(水分)が不足することだとわかりました。では、具体的に脱水症になるとどのような症状が出るのか。現れる症状は度合いによって異なります。下記で確認しておきましょう。
◆:軽度
口の中が乾き、めまいやフラつきが起こる
◆:中度
口の中が強く乾き、唾液や体液が出づらくなり、頭痛や寒気・嘔吐(おうと)が起こる
◆:重度
手先や足先にけいれんが起きる。意識障害や錯覚などの精神症状が起きる場合も
冬に脱水症状を起こす要因とは?
脱水症状は夏にだけ起こるものではありません。冬にも十分起こる可能性があります。では、冬に脱水症状を起こす要因について見ていきましょう。
要因その1. 水分補給の意識低下
冒頭でも脱水症状と聞くと暑い夏時期という意識が強く、夏場では積極的に行っていた水分補給も、冬場では汗をかく量が少なく気温も低いため、どうしても水分摂取が控えめとなります。水分補給の意識低下は脱水症状を起こす要因といえます。
冬場であっても意識的に水分補給をする必要があります。
要因その2. 不感蒸泄(ふかんじょうせつ)量の増加
不感蒸泄は呼気に含まれる水分と、皮膚や粘膜から蒸発する水分を合わせて称され、不感蒸散(ふかんじょうさん)とも呼ばれています。冬場になると湿度が下がり空気が乾燥するため、 不感蒸泄の量が増加するといわれています。
気づかないうちに呼気から水分が失われ、水分補給をこまめに行わないため、脱水症状を起こしやすくなります。喉に乾きを感じていなくても、定期的に水分補給をされることをおすすめします。
要因その3. 厚着になってしまう
冬場は寒くなるためどうしても厚着になってしまいがち。特に厚着で外から帰宅し、そのままの格好で室内で過ごせば体温上昇により、夏場までといわずとも汗をかきます。
室内で暑さを感じない場合、服を1枚脱ぐなど適切な温度となるようにしましょう。
要因その4. 入浴時間が長くなる
冬場は夏場などと比べると、どうしても大きく気温が下がり寒くなるため入浴時間が長くなりがちに。入浴をすると体温が上がるため、カラダが体温を元に戻そうと汗や呼吸から熱を放出し水分が失われます。
入浴前後でコップ1杯の水を飲むなどで対策が必要です。
要因その5. 睡眠前に水分をとらなくなる
季節に関係なく、睡眠中に多くの水分はカラダから失われています。冬場は夏場と比べると、「夜中にトイレに行くのは嫌だ」といったような理由から、寝る前に水分をとらない傾向となります。
脱水症状を起こさないためにも、寝る前にコップ1杯の水を飲まれることをおすすめします。
冬に起こる脱水症状の予防法
冬場に起こる脱水症状は「かくれ脱水」と呼ばれているほど、脱水をしている自覚がないことが多いです。最後に予防法について確認をしておきましょう。
こまめに水分補給
1番の予防法はこまめな水分補給です。食事のときにはもちろん、入浴前後・就寝前・喉に乾きを感じたらとるようにしましょう。
肌の乾燥を防ぐ
脱水症状を防ぐためには、加湿と保湿をすることが大事。室内に軽くぬれたタオルを干す、加湿器を使用するなどで湿度を50%程度に保ちましょう。
また室内で乾燥を防ぐためにはこまめに窓を開け換気をすることがおすすめです。
まとめ
冬場に脱水症状を起こす要因と予防法を紹介してきました。夏場に比べると気温が低く汗をかかないため、水分補給を怠りがちとなります。
脱水症状を起こさないための予防法として、随時水分補給を行う・乾燥を防ぐために換気や加湿器を使われることをおすすめします。
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