ペットボトル症候群に要注意!症状と対策を紹介
ペットボトル症候群は、これまで健康と思っていた人であっても清涼飲料水の飲み過ぎにより、突然発生する可能性がある病気です。
ちょっとしたことに気をつけていれば予防できる病気であるにも関わらず、世間にそれほど浸透していないということがあり、毎年のようにペットボトル症候群の患者が出ています。こちらでペットボトル症候群の病気、対策について確認しておきましょう。
ペットボトル症候群とは?
ペットボトル症候群とは正式には「清涼飲料水ケトーシス」と呼ばれます。
この病気の特徴は「糖分を過剰摂取」することが原因となり、めまいや吐き気、腹痛などといった症状が出てくることです。
糖分の過剰摂取で血糖値が上がる
私たちの体内では、脂質・糖質・タンパク質を日常的に活動をするためのエネルギー源としています。中でもペットボトル症候群と深い関わりを見せるのが糖分です。
食事や飲み物から摂取された糖質を燃焼させるときに、カラダは糖質を処理するためのインスリンを分泌するわけですが、糖分が過剰摂取されてしまうと血糖値が高くなり下記のように悪影響が起こります。
- ・糖質を処理するために必要なインスリンが分泌されなくなる
- ・分泌されたインスリンの効果が鈍くなる
このように糖分を過剰摂取していると、血糖値が高くなりインスリンが分泌されないなど体に悪影響が起きるということを頭に入れておきましょう。
体内で糖分を処理できなくなるとどうなる?
インスリンが分泌されず、体内で糖質の処理ができなくなりエネルギー変換できなくなると、体はエネルギーを得るために脂質やタンパク質を使います。
脂質をエネルギーに変える際に発生する「ケトン体」は通常体にとって有害な物質ではありませんが、体内にたまり過ぎると血液が酸性に近づくため、めまいや吐き気、腹痛といった症状が引き起こってしまいます。
他の病気につながる可能性も
糖分の過剰摂取により血糖値が上がると、ペットボトル症候群だけでなく、他にもさまざまな病気を引き起こす可能性が出てきます。血糖値が上昇することで起こる病気として考えられるのが、糖尿病・膵臓(すいぞう)がんなどが挙げられます。
また、糖分はカロリーも高いため肥満によりメタボリック症候群になる可能性も考えられます。
対策としては水を常備しておくこと
ペットボトル症候群の対策として最も効果的であるのが、清涼飲料水を水に変えて糖分の摂取量をおさえること。普段なにげなく飲んでいる清涼飲料水に注目すると、意外にも多く糖分が含まれていることにビックリするでしょう。
例えば、一般的な清涼飲料水1本(500ml)には角砂糖15個分(50g前後)の糖分が含まれています。
日常的に清涼飲料水を飲まれている方は、特に糖分の取り過ぎに注意しなければなりません。対策としておすすめなのは、水を常備して清涼飲料水を飲む量を減らし水を多く飲むことです。
まとめ
ここまででペットボトル症候群の危険性や対策について紹介してきました。普段なにげなく飲んでいる清涼飲料水に、どれくらいの糖分が含まれているかを思い出せば、きっと少し控えめにしておこうと思えるはずです。
また水を常備しておくというのは、対策としてとてもおすすめです。ペットボトルを購入する際にはジュースではなく水を買う、ウォーターサーバーを家に導入しておくなど方法はいろいろあるでしょう。
いつまでも健康なカラダでいるためにも、毎日取る水分について意識を高めておきましょう。