知らないと危険!人間に必要な水分量【大人・子供】
みなさんは、1日にどれくらいの水分が体内から失われているか、1日にどれだけの水分量が必要かをご存じでしょうか?
普段の生活の中であまり気にすることがないかもしれないですが、人間にとって水分は必要不可欠。命にも関わりがあるため、こちらで内容を見ておきましょう。
カラダに必要な水分量って?
体内で起こる水不足は、わたしたち人間の命に関わってくる大きな問題。よくいわれているのが、体内の水分量が2%減少するだけでも緊急事態であるということ。
「喉の渇き」をもってカラダがSOSのサインを出すのです。ところが喉が渇いたというSOSを無視して水分補給をしない人がいます。下記で大人と子供に分けて、1日に必要となる水分量を見ておきましょう。
大人が1日に必要とする水分量
大人の場合、1日に必要な水分量は2~3リットルとなります。どうしてこれだけの量の水分補給が必要かというと、それだけの水分が体内から排せつされているからです。水分排せつ量の目安は下記のようにいわれています。
・尿、便:1.5リットル程度
・汗:0.5~1リットル程度
・呼吸:0.1~0.5リットル程度
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計:2~3リットル程度
といった数値になります。生活している中で、これだけの水分量が失われているとは意識しづらいものですが、実際に水分は失われています。積極的に水分を取り補給をしてくださいね。
体重1kg当たり40~50ml程度を目安とすると良いでしょう。
子供が1日に必要とする水分量
子供の場合、大人より新陳代謝が活発で基礎代謝が高くなるため、1日に必要となる水分量が大人より多く必要となります。
前述にあった大人の水分摂取目安は体重1kg当たり40~50ml程度といった数値が、子供の場合だと大人の倍近くまで変わります。あくまで目安となりますが下記を参考としてください。
「体重1kg当たりに必要な水分量」
・新生児(生後28日以内): 50~100ml程度
・乳児(生後1年未満):100~150ml程度
・幼児(生後1~6年):100ml程度
・学童(生後6~12年):50~100ml程度
このように、大人と比べて多くの水分を必要とします。先ほどもあったように、子供は新陳代謝が活発であるため、多くの汗(水分)が出ます。体内で水分不足が起きると脱水症状を起こしやすいため、大人以上の水分量を取るよう注意しておきましょう。
汗をかくのを抑えるために水分補給を減らして大丈夫?
ここまでの説明の中で、カラダにとって水分はとても大切なもの。そして、自身が気づいていないうちに、たくさんの水分がカラダの外に出てしまっているということがおわかりになったと思います。
本来であれば失われた水分を積極的に補給しなければいけないにも関わらず、汗をかくと嫌だから…と、水分を取ることを控える方も中にはいます。水分を減らしても大丈夫なのでしょうか?
熱中症にかかりやすくなるため、水分は減らさない
汗をかくのが嫌という気持ちは理解できますが、汗をかくというのはカラダに熱をためこまず、しっかり放出ができているということで◎です。
水分を取らなければ確かに汗をかく量が減るかもしれないですが、体内の熱をうまく放出できないため熱中症を起こす場合があります。さらに毎年夏になると、熱中症にかかり救急車で運ばれる方がおり、命を落とすといった最悪のケースも。
水分は命に関わる重要問題であるため、しっかり水分補給を行ってください。
外出の際は、室内にいるとき以上に水分の補給を
外出をすると室内のように、気温や湿度を調整することができません。このような状態でカラダが過ごしやすいように調整してくれるのが汗。水分を取らなければ、体温調整の役割を果たす汗が出にくくなるため、カラダはどんどん「気温」や「湿度」に適応できなくなってきます。
カラダの機能が減退すると、意識障害やけいれんが起きることがあるため、必ず水分補給をしましょう。「外にいるときは、室内にいるときよりも多く水分補給をする」こちらを徹底させてください。
まとめ
人間のカラダにとって必要不可欠である水分量について、紹介をしてきました。前述の参考数値をもとに、今日から積極的に水分補給を行いましょう。また、喉が渇いたと感じた場合、カラダから出ているSOSであるため、すぐに水分補給を行ってください。