水のとり方や量で肌が劣化?ダメ・良い飲み方を今すぐ確認
美意識や、健康志向が高い人の多くはミネラルウォーターにも気を使い飲まれていることでしょう。ですが、いくらミネラルウォーターが体にいいと言っても、飲み方次第では老化の原因となってしまうということをご存じでしょうか?
美肌・健康のために飲んでいたのに、「まったく逆効果だった」とあとで言わないよう、こちらで美肌や健康に効果的な正しい飲み方をおさえておきましょう。
水分をとるときは、量を意識
水を飲むと、体内に入った水は血液として体を巡り、栄養素を運び、老廃物を排せつするという役割を果たします。このような体にとって大切な役割を果たす水が体内で不足していると、血はドロドロになってしまい、血流が悪くなる、便秘になる、疲れやすくなるといった状況をつくります。
だからと言って、水を一気飲みしたとしても意味はありません。人の体は、水を一度に多く飲んだところで、一気に吸収することができず、体に負担をかけることにしかなりません。
1日に飲む量の目安は、1~1.5L
先ほどの紹介で、水を多く飲んでも一気に吸収できないとありました。ここで大切となってくるのは、自分の体にとって必要な水分量を知り、こまめに水を飲むことです。では体にとって必要となる水分量はどれくらいなのかを考えていきましょう。
汗や尿として排せつされる水分を含めて考えると、1日に摂取したい水分量は一般的に2.5~3Lと言われています。しかし、1日過ごしているなかで水分は食事中や、コーヒーを飲むときなどからも摂取しますよね?
そのような部分も考慮し、ミネラルウォーターで摂取したい水分量は1日に、1~1.5Lと言われています。
肌に悪い水分補給の方法とは?
ここまでで1日に飲む水の量や、意識についてはしっかりとおさえられましたか?おさえられたところで、本題と言える「肌に悪い水分補給の方法」についてみていきましょう。
1日に2L以上の水を飲む
テレビや雑誌など多くのメディアで、きれいなタレントさんや女優が美の秘訣(ひけつ)は「1日に2Lの水を飲んでいる」と言っています。
しかしこれは大きな間違いと言えそう。水を大量に飲んだところで代謝はアップしませんし、むしろ尿として排せつできない水分は体内に蓄積されるため、むくみの原因に。また、むくみがおきると血流が悪くなるため、肌の状態も悪くなり老化の原因となりえます。前述から紹介しているように、1日にミネラルウォーターで摂取する水分量は1~1.5L程度で十分であると理解しておきましょう。
無理をして「硬水」を飲む
カルシウムやマグネシウムといったミネラル成分を多く含む硬水は、肌や体にとっていいものだからと勘違いをし、無理をして飲まれている方が多くいます。しかし硬水は、私たちが日常的に飲んでいる軟水と違いクセがあります。
そのため人によっては体に合わず、おなかがゆるむ、胃腸の調子を悪くするケースがあります。硬水が全ての人にとって悪い飲み物ではありませんが、飲んだときに口に合わないと感じたり、胃もたれ・むかつきを感じたりした場合、飲むのをやめましょう。おなかや胃腸の働きが悪くなり負担がかかることで、肌の老化につながる影響もあるでしょう。
コーヒーを多く飲む
なかにはコーヒーが好きで、1日に1L飲むといった人もいます。もっと言うと、ミネラルウォーターでコーヒーをつくるとおいしいからと、1日の水分は全てコーヒーで済ませるなんてつわものもいるようです。
しかしコーヒーに含まれるカフェインは、血管収縮や脳内が刺激されることにより、睡眠の質が悪くなることも。肌老化の原因ともなるため、コーヒーの飲み過ぎには注意しましょう。
食事前に大量の水を飲む
食事前に水分を胃に入れておけば満足感が得られ、食事量をおさえられるというのは、昔から言われているダイエット方法の一つです。しかしこれは大きな間違い。確かに食事前に水を多く飲むことで、満腹感により食事量を減らすことは可能でしょう。
しかし水を大量に飲むことで胃液が薄まり、口にしたものが消化しないといった状況をつくってしまいます。そうなると食べたものがうまく消化できず、体内へ栄養分をまわせなくなるため、肌が老化します。これまで間違った認識をしていた方は、食事前に大量の水を飲まないようにしましょう。
肌に良い水の飲み方とは?
ここまでで、肌に悪い水分補給の方法について説明をしてきました。最後に、肌に良い飲み方を紹介しますので、ぜひ今日から実践してみてください。
常温で飲む
水を飲むときは、胃腸に大きな負担をかけないためにも常温で飲むことがおすすめ。常温で飲めば消化器系へ負担がかかりづらいため、体内のすみずみまで水分を行きわたらせることが可能に。
体のすみずみまで水分が行き届くと、血行が良くなり食事でとった栄養も吸収しやすくなるのです。栄養の吸収率が上がると肌の調子も良くなりますよ。
数回にわけて適量ずつ飲むと効果◎
一度に大量の水を飲んだとしても、体内に排せつしきれなかった場合むくみの原因となります。また消化器系へ大きな負担を与えてしまいます。ですから、1回の摂取量をコップ1杯(200~300ml程度)と考え、摂取するタイミングをこまめにわけることをおすすめします。下記がタイミングの例です。
「摂取タイミング」
- 起床後
- 朝食時
- 昼食事までの間
- 昼食事
- 夕食時までの間
- 夕食時
- 入浴後
- 就寝前
この他にも運動をしている人であれば、運動前・運動後など、喉が渇いたなというタイミングで飲みましょう。
まとめ
肌が老化する水の飲み方、そして良い摂取の仕方についてここまででみてきました。参考となりましたでしょうか?今回は1部を紹介してきましたが、他にも体にとって悪い水の飲み方・良い飲み方はあるでしょう。
世の中には良い情報もあれば、間違った情報も多く出回っています。「この情報は正しいのかな?」と迷ったときには、病院関連のサイトをみるなど、水を専門で売っている業者に問い合わせてみるのもいいでしょう。