赤ちゃんに飲ませるミネラルウォーターは何歳からOK?
初めて赤ちゃんを育てるママパパにとっては「赤ちゃんにミネラルウォーターを飲ませて大丈夫かな?」「何歳から飲ませて平気?」「母乳やミルクだけで脱水症状にならないかな?」といろいろ不安でいっぱいですよね。
今回は特に疑問として多くの声があがっている、ミネラルウォーターを赤ちゃんに飲ませる場合、何歳から大丈夫?といった部分について説明します。
ミネラルウォーターを与えるなら生後6カ月頃を過ぎてからがベスト
離乳食を始める生後6カ月頃までの赤ちゃんには、母乳・ミルク以外の飲み物を与える必要はありません。
体や肝機能が未成熟な赤ちゃんは、母乳やミルクに含まれている栄養分と水分があれば、他の水分を摂取しなくても大丈夫なのです。
生後3カ月頃から補助役として飲ませているママもいる
赤ちゃんによって成長スピードは異なります。成長が早い赤ちゃんであれば、生後3カ月頃から肝機能も成長し、母乳やミルク以外の飲み物を腸が受け付けるようになります。
母乳やミルクをしっかり飲ませてあげることは大前提として、生後3カ月頃からお風呂あがりなどの赤ちゃんが汗をかいているときに、補助役としてミネラルウォーターを飲ませているママがいます。
しかし、前述した通り生後6カ月頃までは母乳やミルクで栄養・水分を補給できるため、ミネラルウォーターを与えることはおすすめできません。
今後赤ちゃんに与えるミネラルウォーターの適量を考えよう
6カ月目以降、赤ちゃんに与えるミネラルウォーターの量はどれくらいが適量かについて考えてみましょう。
水分は体重が10kgまでは、1kgあたり100mlが目安
赤ちゃんに与える1日の水分目安量は、母乳・ミルク・ミネラルウォーターを含めて、体重10KGまでは体重1kgあたり100mlとされています。
例えば赤ちゃんの体重が5kgだとすれば、5kg×100mlで1日あたり500mlの水分量が目安です。母乳・ミルクで400ml与えているのであれば、500mlに満たない100ml分をミネラルウォーターで補給させてあげれば良いわけです。
ミネラルウォーターの与え過ぎは栄養失調の原因に
母乳・ミルクをメインで与えて育てている赤ちゃんにミネラルウォーターを与え過ぎると、授乳に影響が出てきます。
授乳ができなくなってしまうと、栄養失調となる可能性があるため、赤ちゃんにミネラルウォーターを与える場合は、あくまでは補助役として飲ませてあげてくださいね。
ミネラルウォーターを与えるなら「軟水」を徹底!
ミネラルウォーターの種類は大きく分けて「軟水」と「硬水」の2つ。お水の硬度は、カルシウムやマグネシウムといったミネラル成分の含有量により決まります。含有量が多ければ硬度が高くなり「硬水」とされ、含有量が少なければ硬度は低く「軟水」となります。
ミネラル成分が多いと赤ちゃんの負担になる
「ミネラル成分は体にとって必要不可欠な栄養素だから、水を与えるならミネラルたっぷりの硬水がいいのでは?」と思われた方もいることでしょう。たしかにミネラル成分は体にとって必要不可欠。しかし、体が未熟な赤ちゃんは消化・吸収の役割を果たす肝機能が成長していません。
そのため、あまりにも多くのミネラル成分を与えてしまうと、消化や吸収が間に合わず、嘔吐(おうと)や下痢といった形で体調を崩す原因となるのです。その点、軟水であればミネラル成分がそれほど多いわけではないため、赤ちゃんの胃腸であっても処理が可能。このような理由から赤ちゃんにミネラルウォーターを与える場合は、「軟水」を徹底しましょう。
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まとめ
産まれて間もない赤ちゃんだから、色んなことに対して不安になってしまいますよね。ここまでの説明で、「何歳から赤ちゃんにミネラルウォーターを飲ませて大丈夫か?」といった疑問を解消することはできましたか?
普段私たちが何気なく飲んでいるミネラルウォーターも成長過程の赤ちゃんにとっては体の負担となる場合があります。今回の内容が少しでも子育てに役立ってくれると幸いです。